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第28回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
ケイズ装建、更新担当の中西です。

 

家の完成度は“細部”で決まる。 雨樋・破風・軒天・シャッターBOX・霧除け・水切り・笠木・雨戸…“付帯”は素材がバラバラ。可塑剤・電食・端部膜厚など外壁とは違う落とし穴があります。ここを押さえるだけで“プロ感”が一段上がる。✨

 

1. 部位×素材の全体像
雨樋(塩ビ):可塑剤移行でベタつき/汚染→ノンブリードプライマー必須。
破風/鼻隠し(木・窯業・金属):端部割れ/吸い込み→木口止水と端部厚付。
軒天(ケイカル/ベニヤ):透湿×防カビ。換気口の目詰まり清掃。
シャッターBOX(金属):薄板で熱変形しやすい→過厚/過溶剤NG。
水切り/笠木(金属):重なり・小口・ビス頭が錆の起点。
雨戸/戸袋(鋼板):**手触り(肌)**が仕上がりの印象を左右。

 

2. 色と艶の設計
付帯=主色の“フレーム”。屋根/サッシとトーンを合わせ輪郭を締める。
艶:3〜7分艶で外壁に調和。金属は艶ありで清掃性UP。
雨樋はサッシ色に寄せると一体感◎。

 

3. 施工フロー(代表例)
洗浄→脱脂(中性洗剤/シンナー。近隣配慮で蒸発時間を厳守)
素地調整(#240前後で足付け、バリ除去)
先行タッチアップ(ビス頭/小口/角=ストライプ塗り)
下塗:素材別プライマー(塩ビ=ノンブリード、金属=エポキシ/メッキ対応)
中/上塗:レベリングと膜厚を両立。希釈過多は艶ムラの元。

 

4. 端部・小口・ビス頭の“3点セット”
角は面取りして膜厚を稼ぐ。
小口は吸水/錆の入口→厚付け+先行シールで止水。
ビス頭は先行タッチアップ→最終も追い塗りして防錆を強化。

 

5. よくある不具合と回避 ⚠️
雨樋ベタつき:可塑剤移行→ノンブリード下塗/水性上塗で抑制。
シャッターBOXの“肌荒れ”:高温時の溶剤負荷→気温/日射を避ける。薄膜多層。
水切りの剥離:脱脂不足/露点ミス→再研磨→脱脂→メッキ対応プライマー。
軒天の黄ばみ:喫煙/油煙/藻→防カビ・高隠ぺいで更新。換気も点検。

 

6. ディテールの美学 ✨
見切り線はマスキングでビシッと。5m離れて一直線に見えること。
雨樋ハンガーの裏面/側面、シャッターBOX下面など**“見えそうで見える”**ところを外さない。
ドア・ポスト・照明の残塗料付着ゼロ。養生の丁寧さが仕上げを決める。

 

7. 清掃・維持
年1回の水洗い(ホース+スポンジ)。高圧近接NG。
金属付帯は端部点検とタッチアップで寿命延長。

 

次回(第11回)はベランダ防水。FRPとウレタン、通気緩衝、ドレンと勾配、トップ更新まで“漏らさないバルコニー”の作り方を解説。

 

 

 

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